エイプリルフールについて

おはようチャボ。今日は4/1だけどなんでエイプリルフールって言われるの?

おはようございます!

エイプリルフールとは、毎年4月1日に行われるいたずらや冗談を楽しむ日です。エイプリルフールの起源については複数の説があり、はっきりとした起源が分かっていませんが、一般的には次のような説が広まっています。

1582年にフランスで、グレゴリオ暦(現在の西暦)が導入される前は、新年が4月に始まっていたと言われています。しかし、グレゴリオ暦が導入されたことで、新年が1月1日に変更されました。この変更について知らなかったり、旧暦にこだわる人々は、新暦の4月1日に新年を祝う人々をからかい始めました。これがいたずらの日として定着し、エイプリルフールと呼ばれるようになったとされています。

また、春の訪れにちなんで、自然界のいたずらや変化を楽しむ日として、エイプリルフールが生まれたという説もあります。

いずれにせよ、エイプリルフールは人々が楽しみながらコミュニケーションを図る日として、現在も世界中で親しまれています。

へー、昔の人は4月が新年だと思ってたんだね。グレゴリ歴が何なのか詳しくないからわからないけど、そのまま4月が新年のままでいいやって思う人はいなかったの?

グレゴリオ暦(グレゴリ暦)は、現在世界で最も広く使われている暦で、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世によって導入されました。それまでヨーロッパではユリウス暦が使用されていましたが、天文学的な観測に基づく季節のずれが問題視されるようになりました。そこで、より正確な暦であるグレゴリオ暦が導入されることになったのです。

もちろん、グレゴリオ暦が導入された当初は、新しい暦に慣れるまでに抵抗や混乱がありました。新暦の導入に反対する人々もいたでしょうし、暦が変わったことを知らない人々もいました。しかし、グレゴリオ暦は徐々に国際的な取り組みとして受け入れられ、現在ではほとんどの国で使用されています。

4月が新年のままでいいと思う人がいたかどうかは定かではありませんが、それでも多くの国々がグレゴリオ暦を採用することで、国際間のやり取りや予定調整が容易になりました。現在では、新年を祝う習慣や伝統が1月1日に移行しており、4月1日はエイプリルフールとして楽しむ日として定着しています。

グレゴリオ暦だと1/1が明確に定義されててユリウス暦はまあだいたい今ぐらいが4月に入っただろうみたいな曖昧な定義だったの?

いいえ、実際にはユリウス暦も1月1日が新年の始まりとして明確に定義されていました。ユリウス暦は紀元前45年にローマの独裁者ユリウス・カエサルによって導入された暦で、1年を365.25日と定め、閏年を4年ごとに設けることで、季節と暦のずれを減らそうとしました。

しかし、ユリウス暦の1年の長さは実際の太陽年よりも約11分ほど長かったため、約1,600年が経過した16世紀には季節と暦のずれが10日ほどになってしまいました。これが、グレゴリオ暦に切り替えるきっかけとなりました。

グレゴリオ暦では、1年の長さをさらに正確に計算し、閏年のルールを改善しました。具体的には、4年ごとに閏年を設けるものの、100で割り切れる年は閏年とせず、ただし400で割り切れる年は閏年とするというルールが導入されました。これにより、グレゴリオ暦は実際の太陽年に非常に近い1年の長さを持つことができました。

したがって、ユリウス暦とグレゴリオ暦の違いは、新年の始まりの定義ではなく、暦と実際の季節とのずれを減らすための精度の違いにあります。

エイプリルフールのネタで今までニュースになるほど有名なものは何?

エイプリルフールには、たくさんの有名ないたずらや冗談がありますが、その中でも特に有名なものをいくつか紹介します。

  1. スイスのスパゲッティの収穫(1957年) イギリスのBBCが、スイスのスパゲッティの木から収穫される様子を報道しました。多くの視聴者が信じ込んでしまい、スパゲッティの木の苗木を求める問い合わせが殺到したと言われています。
  2. サンセット・レインボー(1980年) ニューヨークのウェザーサービスが、エンパイア・ステート・ビルの近くでサンセット・レインボーという珍しい現象が見られると発表しました。多くの人々がこれを信じて、その場所に集まったと伝えられています。
  3. 左利き用ハンバーガー(1998年) ファーストフードチェーンのバーガーキングが、左利き用のハンバーガーを発表しました。具材が180度回転しているため、左利きの人にとって食べやすいとされましたが、もちろんこれも冗談でした。
  4. Googleのエイプリルフールネタ Googleは毎年エイプリルフールに様々なジョークを発表しています。過去の有名なものには、Google Nose(香りを検索できる技術)や、Google Mapsでポケモンが捕まえられる機能などがあります。

エイプリルフールのネタは、笑いを提供するだけでなく、時には社会現象になることもあります。ただし、冗談にも程度があり、他人を傷つけるようないたずらは避けるべきです。

スイスのスパゲッティの収穫は面白いね。もう少し詳しく聞かせて?

1957年のエイプリルフールに、イギリスの放送局BBCが放送した「スイスのスパゲッティの収穫」は、エイプリルフールのいたずらの中でも特に有名で面白いものです。

BBCのニュース番組「Panorama」で放送されたこの特集では、スイスのスパゲッティ農園で働く人々がスパゲッティの木から実ったスパゲッティを収穫している様子が紹介されました。映像では、スパゲッティの木からぶら下がったスパゲッティが、まるで本物の木の実のように見えました。

番組は、スパゲッティの木が適切な温度と湿度の条件下で育てられることや、適切な長さのスパゲッティが収穫されるようにするための研究が進められていることなどを真面目なトーンで報道しました。また、スパゲッティの害虫であるスパゲッティウィーブルの撲滅に成功したことが、豊作につながったとも伝えられました。

放送当時、多くの視聴者がこのニュースを真に受け、BBCにスパゲッティの木を育てる方法や、苗木を入手する方法について問い合わせる電話が殺到しました。これに対してBBCは、「水をやり続けるとスパゲッティの木が育つ」と返答したと言われています。

このいたずらは、その後何十年にもわたってエイプリルフールの名物ネタとして語り継がれ、他のメディアでも取り上げられることが多いです。

当時の映像がニコニコ動画にあったよ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm2924801
面白いねーw

はい、その通りです。NHKのクローズアップ現代は、日本において信頼性の高い報道番組の一つです。もし、クローズアップ現代がエイプリルフールに何らかの冗談やいたずらを放送した場合、多くの視聴者がそれを真に受けてしまう可能性があります。

1957年のBBCの「スイスのスパゲッティの収穫」のように、信頼性の高い報道機関がエイプリルフールに冗談を放送すると、視聴者にとって現実味があり、面白い反応が生まれることがあります。ただし、現代のメディア環境では、情報が瞬時に拡散され、後に誤解が解けるまでに時間がかかることもあるため、報道機関がエイプリルフールのいたずらを行う際には慎重さが求められます。

今だとNHKのクローズアップ現代がそんな放送をしゃちゃったみたいな感じかな?

その映像は、実際に1957年にBBCで放送された「スイスのスパゲッティの収穫」のものです。当時の視聴者にとっては、スパゲッティがどのように作られるのか知らない人が多く、現実味がある映像だったため、信じ込んでしまう人が少なくありませんでした。また、BBCは信頼性の高い放送局であったため、より多くの人が信じてしまったのでしょう。

現代では、インターネットが普及し、情報が簡単に入手できるため、このようないたずらが通用することは少なくなりました。しかし、このスイスのスパゲッティの収穫のいたずらは、エイプリルフールの歴史において非常に印象的で面白い出来事として、今も語り継がれています。映像を見ることで、エイプリルフールの楽しさや、当時の人々がどのように反応したかが分かり、興味深いですね。

2023-03-31